再び動物病院へ
動物病院へ着きカードを作ったあと、初診なので性別や誕生日、どんな性格か持病があるのかなどを記入しました。
最初はおとなしく待っていたのですが、だんだん落ち着かなくなってきてニャーニャー鳴きだしました。ほかの猫はみゅーみゅーほど鳴かずにいたので、このあたりは猫の性格の問題なのかもしれません。
いざ、診察
診察室に入るとまずは体重測定、3.5キログラムありました。
その後体温検査、肛門から体温計を入れるのですが、かなり暴れました。それからワクチンを打ったのですが、体温計すら怖がっている状態だったので、注射となるとこれまで聞いたことのないものすごい大きな声で鳴きました。
かわいそうですが、飼い主としては見守っていることしかできないので、家に帰ったあとはご褒美に大好きなシラスをたくさん与えようと思ったことを、思い出します。
ワクチンについて
なお、摂取したワクチンは、スタンダードなワクチンの3種。次月にもう一度摂取が必要で、その後は1年に1回で良いとのこと。
料金の方は、初診料1,500円にカルテ作成料500円、ワクチン代4,000円+消費税で、計6,480円でした。
ワクチンの種類
みゅーみゅーの接種したピュアパックスRCPは、「猫ウイルス性鼻気管炎、猫カリシウイルス感染症、猫汎白血球減少症」の予防ワクチンです。
猫ウイルス性鼻気管炎(猫ヘルペス)
「猫インフルエンザ」や「猫コリーザ」と呼ばれることもあり、「ネコカリシウイルス」と「ネコヘルペスウイルス」が代表的なウイルスです。
人間がかかるインフルエンザのように、冬場に感染しやすい病です。人間と猫は感染するウイルスが違うので互いに移しあうことはありませんが、冬場の乾燥して寒い環境では、人も猫も呼吸器に負担がかかりやすいため、同じ時期にかかりやすいようです。
●猫ウイルス性鼻気管炎の症状
まず、鼻水やくしゃみなどの鼻炎の症状が出たあと、のどに炎症を起こして咳が出たり、声が出なくなるなどの症状を見せます。
時にはよだれを垂らしたり、口内炎や舌炎、目ヤニやまぶたが腫れるなど結膜炎の症状も現れます。
軽い場合はこれらのうちの1つか2つが症状として現れるだけで、特に治療しなくても3~4日で回復することがあります。
しかし、重い時には40度以上の熱を出したり、生後1歳未満の幼い猫の場合死亡することもあります。
猫カリシウイルス感染症
猫カリシウイルス(FCV:Feline Calicivirus)を原因とする伝染力の強い感染症です。複数の型(株)があり、1つの株に感染したあと他の株に感染することもあります。症状もそれぞれ異なり、猫ウイルス性鼻気管炎と似た症状を起こすもの、口の中に潰瘍を作るもの、肺炎を起こすもの、腸で感染して特に症状が出ないものなどがあります。
●猫カリシウイルス感染症の症状
上述の猫ウイルス性鼻気管炎と同じような症状を起こすため、獣医でも2つの病気を区別することはしばしば困難とのこと。
これらのウイルスに感染したあと、さらにほかのウイルスや細菌などに感染する二次感染もあり、それによって症状がより重くなる場合もあります。
猫伝染性腸炎(猫汎白血球減少症)
重い感染症の1つで、体力のある大人の猫は比較的軽くて住むこともありますが、赤ちゃんや子猫、年老いた猫など体力のない猫の場合、数時間から数日で衰弱死死亡することも少なくありません。「猫ジステンパー」「猫パルボ」とも呼ばれます。
●猫伝染性腸炎の症状
軽いものでは軽度の吐き気や下痢、重いものでは激しい吐き気や血便を伴う下痢を起こし、40度を超える発熱が見られることもあります。
こうなると、食欲が全くなくなったり水を飲むこともできなくなり、たとえ飲んだり食べたりしてもすぐに吐いてしまいます。また、腹痛のために腹部を触られるのを嫌がり、背中を丸めてお腹をかばうような姿勢をとることが多いようです。
脱水症状が進んだ場合はむしろ体温の下がることが多く、治療が遅れるとショック症状を引き起こしてそのまあ死亡してしまう可能性もあります。