気持ちで瞳孔の大きさが変わる
猫の瞳孔は、周りの明るさによって大きくなったり細くなったり変わります。
基本的には光の変化で変わるのですが、興奮や緊張などで分泌される体内ホルモンのアドレナリンも瞳孔の大きさに影響を与えています。
そのため、瞳孔の大きさは猫の気持でも変わるのです。
平静・満足(瞳孔は中くらい)
平静時や今の状態に満足しているとき、猫の瞳孔は中くらいの大きさです。
よく見ると、瞳孔が少しだけ大きくなったり小さくなったりを繰り返しています。
リラックスすると、まぶたを閉じ気味になったり、瞬膜(目の内側の白い膜)が出ることもあります。
興味・驚き(瞳孔が大きい)
何かに驚いたり興味を持ったり、怖がったりするなど興奮状態で瞳孔は大きく広がります。
これは、相手をよく観察するためと言われています。
単にあたりが暗い状態でも、光を多く取り入れるため瞳孔は大きくなるので、ヒゲやしっぽ、動作など総合的に見て判断した方が良いでしょう。
特に、ヒゲが全体的に前へ倒れていることが多く、耳もピンと立つので正面からは耳の裏側が見えないです。
攻撃的・気分が悪い(瞳孔が細い)
対象物に対し攻撃しようとするときや、気分が悪い時には、瞳孔が細くなって相手を鋭く見つめます。
そして、攻撃する瞬間には興奮するので、瞳孔は大きく広がります。
明るい場所では常に瞳孔が細く、攻撃的な時は耳が横を向いたり後ろに反ることも多いので、併せて判断します。