猫がニャーと鳴くのは人がいるから

猫がニャーと鳴くのは人がいるから

猫がニャーと鳴くのは人がいるから

大人になるとニャーと鳴かない

本来、猫がニャーと鳴くのは子猫の時だけで、大人同士の猫はニャーと鳴きません。

祖先のリビアヤマネコは、大人になると単独で生活、鳴いてしまうと敵や獲物に見つかってしまうので、鳴く機会はありませんでした。

しかし、人間と生活するようになった約1万年前あたりから、鳴くようになったと言われています。

猫がニャーと鳴くのは人がいるから

猫は、子猫の時にエサをねだったり母猫を呼ぶためにニャーと鳴いていました。

自律すれば、鳴く必要なくなるのですが、人に対してはニャーと鳴きます。

これは、人と共存するようになって、お腹が空いた、構ってほしいということを示すために、ニャーと鳴くようになったと言われています。

また、人はヤマネコの鳴き声を聞くと不快に感じる人が多いのに対し、イエネコの鳴き声には通常抵抗がないので、人間に好かれる声やしぐさの山猫の子孫が、イエネコに近づいて行ったのでしょう。

猫とネオテニー

人と猫が何千年もの間一緒に過ごすことで、「人間になつきやすい個体」が残るという自然淘汰により、「幼児化(ネオテニー)」が起きました。

ネオテニーとは、「大人(=性的に成熟している状態)になっても、子ども(=性的に未成熟な幼生・幼体)の性質が残る現象」のことで、人間になつきやすいリビアヤマネコの中でも、さらに「子ネコ」に近い個体を選び、家畜化・繁殖させたと考えられています。

そうして、人になつきやすい「イエネコ」が誕生することになったのです。


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