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猫はなぜ身が軽いか

猫が捕まえる動物は、小さいネズミや小鳥です。これらの小動物は大変すばしっこく、仮に人間が捕まえようとしても素手ではとても無理です。そのため、猫は祖先から何百年もの時間をかけて、これらの小動物を捕まえられるよう、とても俊敏に動けるからだと脳を持つように進化しました。

猫のしつけ

家畜化される以前の猫は、大きな外敵から身を隠すため、自分の存在がばれてしまう排せつ物を砂や枯草で覆い隠す習性を身に付けました。排泄物を隠すことは、自分の命を守るために必要不可欠。その習慣が今でも残っており、それでトイレのあとにはあんなに一生懸命掘って隠すというわけです。

猫の味覚

人間と猫は、味覚がかなり異なります。なぜなら、雑食性の人間と違って、猫は肉食動物だからです。食べ物の味には、「甘味、塩味、酸味、苦味、旨味」の5種類あり、これを舌にある味蕾(みらい)という部分で感知します。

【猫の年齢】猫年齢早見表

猫の寿命は15歳くらいと言われていて、日本人の平均寿命80歳と比べると、とても早いスピードで成長しています。生まれてから18か月くらいまでに人間の成人(20歳)になり、2歳で24歳、それ以降は猫の1年で人間の4歳分の年を取っていくと考えられています。

猫は高いところが好き

野良猫は、よく塀や屋根の上に上っていることが多いですが、野生では木の上に登って外敵から身を守ったり、休息を取っていました。これには、木の上に身を隠しながら、鳥が枝にとまるのをまったり、地上に獲物が来るのを見張るという意味もあります。

猫と水

猫の先祖は砂漠で暮らしていたので、もともとあまり水を飲まなくても平気です。しかし、あまり水を飲まない猫は、尿路結石や膀胱炎など泌尿器系の病気になるリスクが高まることが分かっています。猫の総合栄養食であるドライフード(カリカリ)は、水分が5~10%しかないので、常に新鮮な水を用意していつでも飲めるようにしておく必要があります。

猫のエサとその種類

猫のエサと一口に言っても、大きく分けると4種類に分かれています。通常は、乾燥タイプのドライフード(通称カリカリ)やウェットタイプの缶詰(猫缶)を与えておけば大丈夫です。これらは総合栄養食と言って、猫の成長や健康維持に必要とされる栄養素がすべて含まれているしるしです。

猫のトイレ

猫のトイレですが、適当に値段で決めてしまうと臭いのこもりやすいタイプになってしまいます。臭いがこもりにくいタイプは「オープンタイプ」というもので、下に引き出しが付いています。ここに、臭いや汚れを吸着するシートを敷いて、1週間に一度ほど取り換えると臭いが抑えられます。

猫は眠いと鼻が乾く

においは、空気中の成分が鼻粘膜にある「嗅覚受容体」を刺激することで感じることができ、嗅覚受容体の数が多いほど嗅覚は敏感です。この嗅覚受容体の数を比較すると、人間の約1,000万個に対して、猫は約6,500万個もあります。

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